
私は大ざっぱな性格なものですから、下書きなしでの一発本番で書類を書くことが多く、案の定といいますか、書き間違えということもよくあります。
最初から書き直せばいいのですが、大ざっぱな性格の人は、そんなことはしません。
間違えた部分に二重線を引いて、訂正印を押すだけです。
これだけでも、大ざっぱな人にしてみたら、「きちんと訂正し、きちんと書類を出したぞ」という気持ちでいっぱいなのですが、傍から見ると、おいおい、ちょっと待てよと突っ込みどころが満載なのが大ざっぱな人の書類です。
まず、訂正印が多すぎて、文章の罫線をはみ出し、上と下の文章が読めなくなってるじゃない!というのがひとつ。
あと、間違えていないのに二重線を引いてしまい、正しく隣に記入したものの、やっぱり最初ので合っていたということが判明した場合。
やたらと長い二重線と、訂正印の乱用と、ほとんどない欄外にみっちり文章が書きこまれていたりして、もう既に読むことが難しい書類になったりします。
そんなこと、ある?と疑問に思われる皆さん。
それは、几帳面で優秀な同僚や、社員に恵まれている証拠です。
世の中の大ざっぱな人たちは、これを読んで、ほとんどの方が「うん」とうなずいてらっしゃるのです。
大ざっぱ、あるあるなのです。
そんな大ざっぱな皆さんにおススメなのが、豆印と呼ばれる、小さな訂正用の印鑑です。
書類を書く時、初めから書き直すつもりはなくても、認めたくなくても、必ず訂正印を使わなければならなくなるのが大ざっぱな人たちです。
あきらめて、せめて書類が読めるように、そうした小さな印鑑をひとつ用意しておくのが賢い方法かもしれません。